審査なしで格安SIMは契約できる?携帯ブラックでも審査が通りやすくなるコツも紹介【2024年8月最新】

【2024年8月最新】審査なしで格安SIMは契約できる?携帯ブラックでも審査が通りやすくなるコツも紹介

格安SIMは審査なしで契約できるって本当?」
審査がゆるい格安SIMが知りたい」

格安SIMを契約するにあたって、審査に通るか不安な方もいるのではないでしょうか。

スマホ回線の契約は過去の料金滞納などにより携帯ブラックになり、以降のスマホ契約の審査に通りづらくなる場合があります。

格安SIMは審査なし・ブラックリストに載っていても契約することは可能です。

ですが、審査なし・審査がゆるい格安SIMは限られているので、編集部が公式サイトを調査して審査が通りやすいおすすめの格安SIMを紹介します。

格安SIMスマホの契約審査の仕組みや契約の注意点にも触れているため、スマホ契約を考えている方はぜひ参考にしてください。

目次

審査なし格安SIM6選!審査ゆるい・携帯ブラックでも契約できるおすすめ一覧

格安SIMの審査なし・審査が緩いサービス一覧

格安SIMの審査に不安がある方におすすめの、ほぼ審査なしまたは審査がゆるいとされている格安SIMを紹介します。

本記事では、実施される審査内容と各サービスの料金システムをもとにおすすめの格安SIMを厳選しました。

審査なしの格安SIMの選出基準
  • 回線契約において審査なしまたはほぼ審査なしの格安SIMか
  • 無理なく利用できる可能性のある料金プランの格安SIMか
  • 日本全国で広く通信に対応している格安SIMか

選出基準をもとに、ほぼ審査なしでおすすめの格安SIMについてそれぞれ詳しく解説します。

スクロールできます
通信料金審査情報特徴初期費用回線支払い方法
楽天モバイル
詳しくはこちら
3GB 1,078円〜大手では審査が緩いデータタイプは本人確認不要&クレカなし0円楽天
au
クレジットカード
口座振替
楽天ポイント
だれでもモバイル
詳しくはこちら
10分かけ放題+データ通信
1GB 1,990円〜
・審査なし
・クレカ無しOK
審査なしで格安SIMを契約できる一部0円〜ドコモ口座振替
サンシスコン
詳しくはこちら
かけ放題+データ通信
1GB 3,278円〜
・審査なし
・ブラックリストOK
・銀行口座も不要
・クレカ無しOK
端末セットの回線契約が初期費用980円から980円〜ドコモ
SoftBank
口座振替
銀行振込
コンビニ決済
リプリモ
詳しくはこちら
かけ放題+データ通信
1GB 6,980円〜
・審査なし
・契約書手続き不要
・銀行口座も不要
・クレカ無しOK
プリペイド式で月額料金がかからない0円ドコモ口座振替
ゲオモバイル
詳しくはこちら
トクトクプラン
1GBまで990円〜
15GBまで2,178円〜
・審査が比較的通りやすい中古スマホの取り扱いが豊富で端末代金を抑えられる登録料
3,850円
au
SoftBank
クレジットカード
誰でもスマホ
詳しくはこちら
かけ放題+データ通信
1GB 3,278円〜
・審査が比較的通りやすいコンビニ支払いや口座振替に対応しているキャンペーンにより
初回契約2円〜
ドコモ口座振替
コンビニ決済
LINEMO
詳しくはこちら
3GB 990円〜・審査が比較的通りやすい契約審査のみで格安SIMを契約できる0円SoftBankクレジットカード
口座振替
PayPay
※2024年8月時点

審査なし&審査がゆるいとされている格安SIMサービスをそれぞれご覧ください。

楽天モバイルはデータタイプが本人確認不要&クレカなしで契約できる

おすすめポイント
  • データタイプは本人確認不要&クレカなし
  • 口座振替やデビットカード払いにも対応
  • Rakuten Linkで国内通話が24時間かけ放題
Rakuten最強プラン3GB 1,078円
3〜20GB 2,178円
データ無制限 3,278円

楽天モバイルはTCAやTELESAなど契約審査を実施する協会に加盟しているため、契約審査は実施されます。

ただしデータタイプは本人確認が必要ないほかクレカなしで契約できるため、データ通信専用スマホの契約を考えている方におすすめです。

3GB月々1,078円からデータ通信量無制限プランまで展開しており、通信料金を抑えながらスマホを使い始められるでしょう。

なお、通話を含むプランではRakuten Linkアプリにより国内通話が24時間かけ放題です。

通話を含む格安SIMプランを料金を抑えて利用したい方は、ぜひ楽天モバイルの契約も検討してみてください。

必要な審査契約審査/分割審査/名義変更審査
初期費用0円
SIMの種類SIMカード/eSIM
対応回線楽天/au
通話料金Rakuten Linkアプリ:国内通話無料
標準通話:22円/30秒
15分標準通話かけ放題オプション:月々1,100円
最低利用期間なし
支払い方法クレジットカード/口座振替/楽天ポイント
スマホ端末の取り扱いあり

誰でもモバイルは審査なし&クレカなしでも初月0円から使える

おすすめポイント
  • 審査なしで格安SIMを契約できる
  • クレジットカードがなくても契約できる
  • かけ放題を含むプランを展開している
10分かけ放題+データ通信1GB 1,990円
5GB 4,500円
10GB 6,100円
20GB 8,700円
無制限かけ放題+データ通信1GB 3,300円
5GB 6,160円
10GB 7,810円
20GB 11,110円
データ通信専用1GB 3,300円
5GB 3,800円
10GB 4,950円
20GB 7.150円
50GB 15,000円

だれでもモバイルは「携帯ブラックリストでも契約できる音声付き格安SIM」としてサービスが提供されています。

通信料金は口座振替などで支払いでき、審査なしで格安SIMを契約し月々1,990円から使い始められることが魅力です。

プラン展開には通話かけ放題を含むものもあるため、通話機能を含む格安SIMを探している方はぜひ注目してみてください。

必要な審査なし
初期費用無期限キャンペーンにより一部0円
(通常は事務手数料3,000円〜/口座振替手数料550円/2ヶ月目以降手数料3,300円〜)
SIMの種類SIMカード/eSIM
対応回線ドコモ
通話料金なし
最低利用期間契約日を含む月より5ヶ月後の末日
支払い方法口座振替
スマホ端末の取り扱いなし

サンシスコンは審査なしで980円から端末セットで回線契約できる

おすすめポイント
  • 端末セットの回線契約が初期費用980円から
  • 機種の選び方次第では1円から端末を選べる
  • 口座振替やコンビニ決済に対応している
かけ放題+データ通信1GB 3,278円〜
3GB 3,580円〜
5GB 3,980円〜
7GB 4,380円〜
10GB 4,680円〜
20GB 4,980円〜
50GB 6,980円〜

サンシスコンは端末の回線契約と端末入手における初期費用が980円からの格安SIMです。

契約は審査なし、Xperia AceやiPhone6sなどの対象端末を選べば1円から端末を入手できるため、端末購入から検討している方に向いています。

月々の料金プランは1GB3,278円から展開していますが、支払い方法は口座振替やコンビニ支払いなど複数の選択肢がある点もポイントです。

自分に合った方法で支払いできますが、支払い方法により月々の料金が変わるため総額を確認のうえ利用してください。

必要な審査なし
初期費用SIMカード単体発行 550円〜
SIMカード発行手数料 1,400円〜(再契約は3,300円〜)
SIMの種類SIMカード/eSIM
対応回線ドコモ/SoftBank
通話料金なし
最低利用期間利用開始より6ヶ月
支払い方法口座振替/銀行振込/コンビニ決済
スマホ端末の取り扱いあり

リプリモは即日から審査なしで使えるプリペイド式の格安SIM

おすすめポイント
  • プリペイド式で月額料金がかからない
  • クレジットカードや銀行口座が必要ない
  • データ通信専用SIMから契約できる
かけ放題+データ通信1GB 6,980円
3GB 7,980円
10GB 9,980円
20GB 11,980円
40GB 14,980円
データ通信専用1GB 1,980円
3GB 2,980円
10GB 4,980円
20GB 6,980円
40GB 9,980円

リプリモも審査なし、プリペイド式で必要な分だけスマホを使い始められる格安SIMです。

料金は月額制ではなく前払いでデータ通信量を購入する形で利用でき、かけ放題付きプランなら1GB6,980円から使い始められます。

クレジットカードや銀行口座が必要ないほか、データ通信専用SIMも契約できるため、用途に合わせて契約方法を検討できるでしょう。

リユーススマホの購入も合わせて申し込めるため、費用を抑えて端末を購入できることも魅力の格安SIMです。

必要な審査なし
初期費用なし
SIMの種類SIMカード/eSIM
対応回線ドコモ
通話料金かけ放題
※かけ放題以外は33円/30秒。1,000円を超過する通話料は別途請求されます
最低利用期間利用開始より1ヶ月
支払い方法口座振替
スマホ端末の取り扱いあり

ゲオモバイルは中古スマホで格安SIMに乗り換えられる

おすすめポイント
  • 中古スマホの取り扱いが豊富で端末代金を抑えられる
  • ゲオモバイル店頭でサポートを受けられる
  • 必要のないスマホはどのような状態でも査定に出せる
トクトクプラン1GBまで990円〜
15GBまで2,178円〜
コミコミプラン3,278円〜
ミニミニプラン1,078円〜
※UQプランの料金プラン。ゲオモバイルで契約できる格安SIMはUQモバイルの料金プランです

ゲオモバイルは中古端末の販売やDVDレンタルで知られるGEOが提供する格安SIMです。

回線契約に審査は必要ですが、中古端末を豊富に展開しており端末購入における分割審査の負担を減らせる点で注目されています。

端末代金10万円以上で実施される丁寧審査を避けて格安SIMの回線契約を目指せるため、分割審査に不安がある方におすすめです。

また、回線契約は全国650店舗以上のゲオモバイル店頭でサポートを受けられます。

必要のないスマホ端末は全国のGEOで買取査定に出せるため、費用を抑えながら格安SIMに乗り換えられるでしょう。

必要な審査契約審査/分割審査/名義変更審査
初期費用登録料 3,850円
SIMの種類SIMカード/eSIM
対応回線au/SoftBank
通話料金国内通話 22円/30秒
※コミコミプラン契約で10分以内の通話が24時間かけ放題
最低利用期間原則なし
※au・UQモバイルの契約から1年以内の解約または利用意思がないと判断された場合は契約解除料990円
支払い方法クレジットカード
スマホ端末の取り扱いあり

誰でもスマホはコンビニ支払いや口座振替で格安SIMを契約できる

おすすめポイント
  • コンビニ支払いや口座振替に対応している
  • すべてのプランに24時間かけ放題が含まれている
  • スマホの購入と合わせてプランを契約できる
かけ放題+データ通信1GB 3,278円
5GB 3,980円
20GB 4,980円
50GB 6,980円

誰でもスマホは携帯ブラックでも審査なしで契約でき、支払い方法もコンビニ支払いや口座振替を選べます。

クレジットカードがないまたはカード審査に不安がある方も契約できるため、クレジットカード以外で料金を支払いたい方におすすめです。

プランは1GB3,278円から提供していますが、すべてに24時間かけ放題サービスが含まれています。

契約の際はスマホの購入と合わせて利用できるため、契約と合わせてスマホ購入を考えている方にもぴったりの格安SIMです。

必要な審査なし
初期費用期間無期限のキャンペーンにより初回契約は2円〜
(通常3,300円〜)
SIMの種類SIMカード/eSIM
対応回線ドコモ
通話料金0円
最低利用期間なし
支払い方法コンビニ決済/口座振替
スマホ端末の取り扱いあり

LINEMOは契約審査のみで格安SIMスマホを契約できる

おすすめポイント
  • 契約審査のみで格安SIMを契約できる
  • LINEのデータ通信量がカウントフリー
  • 月々の通信料金で自動的に月額料金が変動
LINEMOベストプラン〜3GB 990円
〜10GB 2,090円
LINEMOベストプランV〜20GB 2,970円
〜30GB 3,960円

LINEMOは契約審査のみからスマホ契約について相談できます。

そのため「携帯ブラックではない」「カード支払いが不安」という方におすすめの格安SIMです。

LINEが提供していることからLINEサービスのデータ通信量がカウントフリーで、LINEを中心にスマホを使いたい方に相性が良いといえます。

LINEMOベストプランは3GB990円から、データ通信量に応じた自動加算で通信料金が変動することが特徴です。

月々の通信料金にムラがある方なら、月々のスマホの使い方に合った料金プランでスマホを利用できるでしょう。

必要な審査契約審査/名義変更審査
初期費用0円
SIMの種類SIMカード/eSIM
対応回線SoftBank
通話料金1回5分以内の国内通話かけ放題(ベストプランVのみ)
22円/30秒
最低利用期間なし
支払い方法クレジットカード/口座振替/PayPay
スマホ端末の取り扱いなし

格安SIMには主に3つの審査がある

格安SIMの回線契約では、契約内容に応じて3種類の審査が存在します。

格安SIMの審査の種類
  • 契約審査はスマホの新規契約に問題がないか審査する
  • 分割審査はスマホ端末の分割購入契約に問題がないか審査する
  • 名義変更審査は契約済みのスマホを別名義に変更して問題ないか審査する

基本的に審査なしの格安SIMは選択肢が限定され、ほとんどの格安SIMは契約の際に審査が必要です。

格安SIM回線の契約のほかスマホ端末の購入にかかる審査もあるため、審査の仕組みを確認しておく必要があります。

ただし審査の種類によって評価される項目は変わるため、契約の際は自分がどの審査を受ける必要があるのか把握しておきましょう。

格安SIMの契約に必要な審査3種類について、それぞれ解説します。

契約審査はスマホの新規契約に問題がないか審査する

契約審査はスマホ回線の新規契約の際に行われる審査で、格安SIM契約のほとんどで実施されます。

契約審査とは

スマホの通信料金を継続して支払い続けられるか確認される審査

基本的に格安SIMやスマホの通信料金は後払いであり、月々の使用状況をもとに使用後の所定日に定期的に支払う必要があります。

審査は調査会社などを介して行われ、過去にスマホ料金の支払い滞納などがあると審査に通りづらくなるでしょう。

支払い滞納者は通称「携帯ブラック」と呼ばれ、滞納などにより契約が解除され、滞納金を完済または解除より5年は記録が残ります。

POINT

審査はTCA(電気通信事業者協会)やTELESA(テレコムサービス協会)などで実施されます

ただし、契約審査は携帯ブラックに分類されていなければ通過する可能性が高い審査です。

通信料金が後払い方式の格安SIMを契約する際は、過去の支払い状況をもとに契約審査に通るか検討しましょう。

分割審査はスマホ端末の分割購入契約に問題がないか審査する

分割審査とは、スマホ端末の分割購入(ローン購入)に問題がないか確認される審査です。

分割審査とは

スマホ端末の購入代金のローン支払いを最後まで完済できるか確認される。ローン契約に関連する審査のため「割賦審査」とも呼ばれる

分割審査は端末代金の分割払いにかかる審査のため、ローン契約や代金の分割払いにおいて過去に滞納があると、審査に落ちる恐れがあります。

特に格安SIM契約と合わせて機種変更とスマホ端末の購入を申し込む場合は、分割審査も行われるでしょう。

審査は一般的に契約したいスマホ代金の料金が高ければ高いほど厳しくなり、一般的には10万円以上で丁寧審査と呼ばれる厳正な審査が実施されます。

なお分割審査はスマホ端末の購入にかかる審査のため、以下の場合は審査が免除されます。

審査が免除されるケース
  • 端末を一括購入する場合
  • 使用中のスマホ端末でそのまま格安SIMに乗り換える場合

スマホ端末の購入を問わず、分割払いやローン契約における滞納がないか確認のうえ審査に通過できるか検討しましょう。

名義変更審査は契約済みのスマホを別名義に変更して問題ないか審査する

名義変更審査とは、スマホの名義変更を行う際に実施される審査です。

名義変更審査とは

スマホの名義変更に伴い、新名義の人物に通信料金の支払い能力に問題がないか確認する審査

名義変更審査にはさまざまなケースがありますが、別人物がスマホの回線契約を引き継ぐ場合に、名義変更審査が実施されます。

名義を変更した新たな契約者に通信料金の滞納歴などがあれば、審査に落ちる恐れもあるため注意しましょう。

POINT

結婚などにより氏名が変わるのみで同一人物がスマホを使い続ける場合は、実施されない場合がほとんどです

スマホの使用者が変わる場合、名義変更審査は契約審査と同等の審査が実施されます。

名義変更の際も「すぐに手続きが済む」と安心せず、審査に通過できるか検討したうえで手続きを受けましょう。

格安SIMの審査に落ちる理由には支払い能力や不払い履歴の有無にある

格安SIMはほとんどのサービスに審査が存在し、契約者本人のステータスによっては審査落ちの可能性もあります。

格安SIMの審査落ちの原因
  • 過去にスマホ料金やクレカ払いを滞納した履歴がある
  • 短期的に何度もスマホやローン払いを契約・解約している
  • 契約時の申し込み内容に誤りや不正が見られた

格安SIMの回線契約で審査落ちする原因として、契約者本人の過去の滞納歴や申し込み内容の不備が挙げられます。

ときには不正利用の意思や滞納歴がなくても審査落ちする場合もあるため、審査落ちする原因は必ず確認しておきましょう。

格安SIMの審査に落ちる原因として、代表的なものを3つ紹介します。

過去にスマホ料金やクレカ払いを滞納した履歴がある

格安SIMの回線契約では、毎月の通信料金を支払えるだけの支払い能力が審査されるため、過去の滞納歴の有無は厳正に審査されます。

そのため、スマホ料金の支払いやクレジットカード払いで過去に滞納した経験がある方は注意が必要です。

信用調査会社のいわゆる「ブラックリスト」に入っていると審査落ちの可能性が高まります。

POINT

信用会社のブラック情報は以下の条件を突破することで履歴を削除できます。

  • 不払いや滞納をしていた料金を完済する
  • ブラックリストへの追加・契約解除から5年が経過する

信用会社が行う審査の基準は明らかにはされていないため、あくまでも目安です。

もちろんスマホの通信料金はいかなる場合でも滞納するべきではありません。

格安SIMを契約する際は滞納歴がないか、契約予定の格安SIMプランの通信料金を支払い続けられる見通しはあるか検討したうえで申し込んでください。

短期的に何度もスマホやローン払いを契約・解約している

短期的に何度もスマホやローン払いを契約または解除している場合も、審査落ちする可能性があります。

格安SIM等のサービスでは回線契約に伴いポイント還元を受けられるなど、おトクなキャンペーンを実施している場合も多いです。

しかしキャンペーンが豊富なことから特典目当てで契約して、特典を受け取ったらすぐに回線を解約する方も相次ぎました。

その背景から、特典目当てで利用意思がない回線契約を繰り返している方は、携帯ブラックに分類される可能性があります。

特に以下の場合は、短期解約によりスマホ回線の利用意思がないとみなされて審査落ちしている可能性があるため、注意が必要です。

短期解約が原因で審査落ちする人の特徴
  • 短期間で契約特典を目当てに複数のスマホ回線を契約・短期解約した
  • スマホやローン契約における不払いや滞納の履歴がない

スマホや格安SIMの契約は、あくまでも通信サービスを利用するためのものです。

短期契約と解約に心当たりがある場合は、スマホの使い方や契約状況をいま一度見直しましょう。

契約時の申し込み内容に誤りや不正が見られた

申し込み内容や過去の支払い履歴がない場合、契約時の申し込み内容に誤りや不正が検出された可能性があります。

格安SIMの契約では契約者の本人情報をもとに審査が行われるため、本人情報の不備があれば正確な審査ができません。

特に以下の情報には注意が必要です。

不備や不正とみなされる可能性がある項目
  • 提出した本人確認書類と本人情報が一致しない
  • 提出した本人確認書類の有効期限が切れている
  • 住所や氏名、生年月日などの入力内容に誤字がある

結婚や引越しに伴う身分証明書の更新が済んでいないなど、不備が生じる経緯はさまざまです。

些細な情報だったとしても、不備を見逃せば不正を見逃すことにもつながりかねないため、いかなる場合も正しい情報で申し込みましょう。

格安SIMの審査に通るための注意点とコツ

格安SIMの審査が不安な方なら、審査なしまたは審査がゆるいサービスを選ぶほか、注意点を守って申し込むことも大切です。

格安SIM審査の注意点
  • 滞納や不払いがあれば先に完済しておく
  • 機種変更する場合はスマホ本体を一括で購入する
  • 家族の名義でスマホを契約する
  • 口座振替やデビットカードを使った支払い方法を選択する
  • プリペイド式の格安SIMで料金を前払いする

格安SIMに申し込む際は、審査落ちする原因をもとに審査に通るステータスに整えておくことから始めましょう。

また、審査は契約内容により厳しさが変わるため、審査が不安な場合は契約内容を見直すことも選択肢の1つです。

以下からは、格安SIMの申し込みと審査を通過する注意点について、それぞれ解説します。

滞納や不払いがあれば先に完済しておく

スマホ料金やローン契約に滞納や不払いがあれば、先に完済を済ませておきましょう。

滞納や不払いは携帯ブラックの原因となり、通信回線の申し込みに際して行われる契約審査に通らない原因となります。

携帯ブラックの記録を消すには滞納や不払いをなくすことが前提条件のため、まずは滞納している支払いを済ませることが大切です。

POINT

すべての格安SIMサービスが「携帯ブラックかどうか」だけで審査しているわけではありません

格安SIMサービスのなかには、信用情報を管理するTCAやTELESAに加盟していないところもあります。

そのため、選んだ格安SIMによっては携帯ブラックの記録が残っていても審査に通過できる場合もあるでしょう。

滞納や不払いは完済しておくことは前提に、携帯ブラックに心当たりがある方は独自で審査基準を設けている格安SIMを選んでください。

機種変更する場合はスマホ本体を一括で購入する

格安SIMへの乗り換えと合わせて機種変更も行う場合は、スマホ本体の一括購入を検討しましょう。

格安SIMに乗り換える際に行われる審査の1つに、分割審査が挙げられます。

分割審査は分割購入した端末代金の支払い能力を問う審査であり、スマホの分割購入がなければ審査の必要はありません。

そのため、以下の場合は分割審査を受けずに格安SIMを申し込めます。

分割審査が必要ない場合
  • 使用中のスマホのままSIMだけ乗り換える場合
  • スマホ端末を一括払いで購入する場合

特に分割審査は、10万円以上の端末の分割購入で厳正な審査(丁寧審査)が実施される傾向にあります。

格安SIMの審査が不安な場合は、スマホ端末を購入しないまたは一括購入での契約を検討してください。

家族の名義でスマホを契約する

「この格安SIMで契約したい」「自分名義では審査に落ちてしまった」という場合は、家族名義でのスマホ契約も選択肢の1つです。

家族名義でのスマホ契約が役立つ場合
  • 家族の信用情報に問題がない
  • 契約する家族本人の同意を得られている
  • 本人確認や手続きを家族に任せられる
  • 支払いも家族の口座やカードを利用できる

特に同居する子どもなど、収入のない家族が格安SIMを契約する場合は家族名義で契約するのも良いでしょう。

実際に回線契約する家族の同意は必須ですが、すぐにスマホを使いたい場合は家族と相談して格安SIMを契約してもらうのもおすすめです。

注意点

ahamoをはじめ、格安SIMのなかには本人の名義でなければ契約できないサービスもあります。契約の際は家族名義で自分のスマホを契約できるか、規約を確認しておきましょう

口座振替やデビットカードを使った支払い方法を選択する

審査が不安な場合は、格安SIMを口座振替やデビットカードなどの支払い方法で契約するのも良いでしょう。

格安SIMの審査では通信料金の滞納歴のほか、クレジットカードなどの滞納歴や不払いも確認されます。

そのため、過去にクレジットカードで滞納歴がある状態で格安SIMをクレジットカード払いで申し込むと、審査落ちするリスクもあるでしょう。

本記事で紹介した格安SIMも、それぞれクレジットカード以外の支払い方法に対応しています。

だれでもモバイル口座振替
サンシスコン口座振替/銀行振込/コンビニ決済
リプリモ口座振替
楽天モバイル口座振替/楽天ポイント/クレジットカード
誰でもスマホ口座振替コンビニ決済
LINEMO口座振替/PayPay/クレジットカード

また、クレジットカード払いは格安SIMサービス運営会社から見て、以下の特徴もあります。

格安SIMのクレジットカード払い

クレジットカード払いは万が一不払いが起きても、格安SIM運営会社はカード会社から料金を回収できる支払い方法です。そのため、クレジットカード払い以外では契約審査を厳しく実施するサービスもあります

クレジットカード払い以外にすれば大丈夫」というわけではありません。

クレカ払いの利用方法や滞納履歴の有無をもとに、審査に極力支障の出ない支払い方法を選んでください。

プリペイド式の格安SIMで料金を前払いする

「どうしても格安SIMの審査に通らない」という場合は、前払いで料金を支払うプリペイド式の格安SIMがおすすめです。

前払いであれば支払い能力などを審査する必要がないため、審査なしですぐに格安SIMを使い始められるでしょう。

プリペイド式の格安SIMを利用することには、以下のメリットとデメリットがあります。

メリットデメリット
支払い能力に関する審査が必要ない

購入手続きが済めばすぐにスマホを使える

コンビニ払いなどに対応している格安SIMもある

契約期間などに制限がない
利用できるサービスの選択肢が限られる

月々の通信料金が割高な傾向がある

購入したデータ通信量に有効期限がある

プリペイド式の格安SIMとして、IIJmioやBIGLOBE NINJA SIMなどが挙げられます

プリペイド式の格安SIMはすぐに使い始められる点が魅力ですが、一方で通信料金が割高な傾向にある点に注意が必要です。

審査なしであることを重視して格安SIMを選ぶなら、プリペイド式の格安SIMの利用も検討してみてください。

審査なしでの格安SIM契約に興味がある方向けのよくある質問

審査なしで格安SIMを契約したい方向けに、よくある質問を紹介します。

よくある質問
  • SIMカードのみなら審査なしになりますか?
  • 携帯ブラックでも契約できる格安SIMはありますか?
  • 安いスマホ端末を選べば審査がゆるくなりますか?
  • ワイモバイルはブラックでも契約できますか?
  • 格安SIMの審査落ちたらどうしたらいいですか?
  • 携帯のブラックリストは何日で解除・時効になりますか?

格安SIMを契約するなら、契約内容ごとの審査内容や審査がゆるくなるとされる条件を知っておくことも大切です。

また、量販店等で契約できる格安SIMの審査内容も確認のうえ、契約方法を検討しましょう。

審査なしで格安SIMを契約する際のよくある質問に、それぞれ回答します。

SIMカードのみなら審査なしになりますか?

SIMカードの発行のみであっても、基本的には審査は必要です。

SIMカードを発行すれば、今後のデータ通信において通信料金の継続的な支払いが求められます。

そのため通信料金の支払い能力があるか、契約審査が実施される可能性があるでしょう。

POINT

契約済みのSIMカードを別人物に引き継ぐ場合は、SIMカードのみの契約であっても名義変更審査が実施されます

審査なしでSIMカードを発行して格安SIMを使い始めたいのであれば、だれでもモバイルや誰でもスマホなど審査なしの格安SIMがおすすめです。

格安SIMの審査はSIMカードのみの審査かどうかではなく、サービスごとの発行基準に基づいて実施されます。

格安SIMの契約を検討している方は、興味のある格安SIMサービスの審査状況をもとに契約申し込みを検討してください。

携帯ブラックでも契約できる格安SIMはありますか?

だれでもモバイルや誰でもスマホなど、審査なしの格安SIMであれば携帯ブラックでも契約できる可能性があります。

POINT

携帯ブラックかどうかが審査に響く可能性があるかは、TCAやTELESAなど通信料金の不払い情報を管理する団体への加盟状況で変わります

そのため、携帯ブラックに分類されている心あたりがある方は、以下のポイントを押さえて格安SIMを契約しましょう。

携帯ブラックでも契約できる可能性がある格安SIM
  • 格安SIMサービスの契約に際して審査(契約審査)を設けていない
  • TCAやTELESAなどのスマホサービスに関連する協会に加盟していない

携帯ブラックか否かを判断する審査方法を採用していない格安SIMであれば、携帯ブラックでも審査に通る可能性があります。

携帯ブラックの心あたりがある方は、不払い情報の管理を行う団体への加盟状況も参考に申し込む格安SIMを検討してください。

安いスマホ端末を選べば審査がゆるくなりますか?

一般的に、10万円以内のスマホ端末を選んで機種変更した場合は、審査に通過できる可能性が変わります。

スマホ端末を購入すると、端末代金の分割払いができる収入状況であるか確認するため、分割審査(割賦審査)が必要です。

分割審査は10万円以上のスマホ端末分割支払いにおいて、丁寧審査と呼ばれる厳正な審査が実施されます。

POINT

10万円以上のスマホ端末を分割購入する場合は、厳正な審査が実施されるため注意しましょう

もちろん「10万円以内のスマホ端末購入であれば審査がゆるい」と断じるわけではありません。

しかし、分割審査に通過できるか不安な場合は、以下2つの方法からスマホ端末の購入方法を検討してみてください。

分割審査が不安な方向けの端末購入方法
  • 10万円未満で販売されているスマホ端末を選ぶ
  • スマホ端末の購入方法を一括払いにする(一括購入であれば分割審査の必要なし)

ワイモバイルはブラックでも契約できますか?

ワイモバイルは携帯ブラックでは契約できない可能性があります。

ワイモバイルはTCAやTELESAをはじめ、通信料金の支払い料金を評価する機構に加盟しており、回線契約において審査が実施されるためです。

そのため、携帯ブラックに分類される場合は審査が通らない可能性があるため、注意のうえ申し込み方法を検討してください。

POINT

ワイモバイルは格安SIMの1つであり回線契約において高額な料金プランでなければ厳正な審査は実施されません。ただし、規定に則って本人確認や携帯ブラックか否かの審査は実施されます

「ワイモバイルだから」といって特別審査がゆるくなるわけではありません。

そのため、携帯ブラックの場合は十分に注意のうえ回線契約の申し込みを検討してください。

注意点

通信料金の支払い能力の審査に不安がある場合は、だれでもモバイルをはじめ審査なしの格安SIMの申し込みがおすすめです

格安SIMの審査落ちたらどうしたらいいですか?

格安SIMの審査に落ちたら、原因を突き止めて対処していくことが大切です。

審査落ちした原因への対処法
  • 通信料金やクレカ払いの滞納歴
    →滞納している料金を先に完済する
  • ローン払いの契約と解約を何度も繰り返している
    →通信回線やローン契約の申し込みを控えて、契約済みの回線やローンを使用して利用意思があることを示す
  • 申し込み内容の不備や不正検知
    正しい情報で改めて申し込む

携帯ブラックに分類されている場合はまずブラック履歴を抹消することから始めるなど、対処法はさまざまです。

なお、各社の審査情報は原則非公開であり、携帯ブラックかどうかだけが審査落ちする原因ではありません。

審査落ちした場合はまず原因を検討したうえで、思い当たる原因に対処することから始めてください。

携帯のブラックリストは何日で解除・時効になりますか?

携帯ブラックは一般的に、料金を完済するか契約を解除して5年が経過すれば抹消されるとされています。

このシステムは基本的にTCAやTELESAなどの加盟サービスでは共通の仕組みです。

携帯ブラックであればTCAやTELESAに加盟する格安SIMで契約審査に通りづらくなるため、携帯ブラックにならないよう利用しましょう。

なお、携帯ブラックのほか回線契約では、信用情報ブラックや社内ブラックか否かが確認される場合もあります。

ブラックリストの種類
  • 信用情報ブラック:ローンやクレカ払いの滞納があった方が分類される
  • 社内ブラック:各社の利用規約に違反した方が分類される

格安SIM契約の場合、端末代金の分割審査では信用情報ブラックか否かが確認される場合もあります。

いずれの場合も、ブラックリストに入ると必要なときに必要な契約ができなくなるため、注意が必要です。

将来的に必要な回線契約やローン契約を行えるようにするためにも、ブラックリストに入らないようサービスを利用してください。

まとめ:格安SIMはほぼ審査なしのもので支払いに不安がある人でも契約できる

格安SIMは審査なしで契約できるものがあるほか、ほぼ審査なしや少ない審査項目で申し込めるものもあります。

特に過去に通信料金の不払い履歴がある携帯ブラックの方は、格安SIMの審査も通りづらいです。

しかし、審査項目に注意してサービスを選べば問題なく格安SIMを契約できるでしょう。

最後にほぼ審査なしで契約できる格安SIMサービス3つの特徴についてまとめます。

審査なしで契約できる格安SIMサービス
  • だれでもモバイル:10分かけ放題付きのプランが1GB1,990円から
  • サンシスコン:端末セットの回線契約を審査なしで申し込める
  • リプリモ:プリペイド式で通信料金を前払いして使い始められる

格安SIMは月々の通信料金を抑えられるサービスが多く、通信料金の支払いに不安がある方にもおすすめです。

スマホサービスの審査に不安がある方は、ぜひ審査なしまたは審査がゆるい格安SIMを契約して無理なくスマホを使い始めてください。

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